暮らしと脳

笑いは免疫力を高める

アメリカのノーマン・カズンズという編集者のはなしです。

彼は、仕事のストレスが原因で膠原病になり、全快の可能性が低いと医師に
宣告されたそうです。

にもかかわらず、喜劇映画やユーモア本に接して徹底的に「笑う」ことによって、
数カ月後に全快してしました。

このはなしは、『笑いと治癒力』(岩波書店同時代ライブラリー)で紹介されました。

医学界はその体験に注目し、「笑う」ことのさまざまな効用について
医学的な研究を開始し、アメリカでは「笑い療法研究学会」も結成されたとか。

なんと「笑い」でガンを防げるとまで言われています。

心臓病やガンの患者たちが吉本新喜劇を見て大いに笑った後、
NK細胞(ガン細胞を先制攻撃する)の活性を測ると、多くの人が上昇したという
研究結果が出ました。
この他にも、笑いとNK細胞活性を関連づける研究データが次々と出ていると
いいます。

さらに、笑顔を作るだけでも快い感情が生まれ、免疫力が上がるという
研究結果や、好きなことをして快感や幸福感を得るだけで、
病気にかかりにくくなるという結果もあります。

カラオケの前後でNK細胞の変化を調べたところ、
カラオケ好きの人は活性が上がり、嫌いな人は下がったのだとか。

また、ストレスに対するアンケートを行い採血検査をした結果、
楽観的と答えた人は、悲観的と答えた人よりNK細胞数が1.5倍も多かったのです。

つまり、楽観的な人は免疫力が高いということです。
まさしく、「笑う」ことが健康に直結しているのですね。


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2006年09月17日 18:09